環境への取り組み
当社は、持続可能な社会を実現するため、環境負荷低減の取り組みを推進しています。
これからも企業の社会的責任を果たし、永続的な事業実現に取り組んでまいります。
【モーダルシフトの推進】
トラックによる500㎞以上の長距離輸送区間についてはモーダルシフトを推進し、鉄道の31フィートコンテナは全国11駅を利用、船舶では21港20航路を活用して輸送の効率化を進めることで環境負荷の低減を推進する取り組みを行っています。
これらの取り組みによって、『エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会』より2014年度から「エコシップ・モーダルシフト事業優良事業者国土交通省海事局長表彰」を7回、2022年度においては「海運モーダルシフト大賞」を受賞。『グリーン物流パートナーシップ会議』では2014年度に「経済産業省商務流通保安審議官表彰」、2016年度に「国土交通大臣表彰」を受賞。『日本物流団体連合会』より2020年度に「モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」、2021年度に「物流環境大賞特別賞」、2022年度に「物流環境大賞低炭素物流推進賞」、2024年度に「モーダルシフト優良事業者表彰(連携・協働部門賞)」「物流環境大賞」を受賞いたしました。


【共同配送の推進】
食品企業の物流プラットフォームの構築を図り、食品メーカーの共同配送を推進しています。共同配送によって輸送効率が向上し、CO2排出量削減など環境保全の社会的責任を果たしています。
2024年10月には、「届けられなくなるリスク」の低減、共配の推進を目指し、中四国エリアの新たな共配拠点として岡山物流センターが稼働開始しました。この拠点稼働に伴う共同配送による配送効率化に加えて、同センターへの補充のモーダルシフト化を行うことでCO2排出量は稼働前と比べて約15%削減できたと評価しています。
また、今後の更なる環境負荷低減の取り組みとして、札幌物流センターでは配送に伴う道内の商品輸送をトラックから鉄道へシフトする輸送テストを24年11月・25年1月に行い、物流諸課題解決にも繋げた改善を行っています。

【FCEVトラックの導入(水素燃料電池トラック)】
CO2排出量削減を行いながら事業継続性を維持するために、環境に配慮したFCEVトラックを新たに1台導入しました。
水素を燃料として電気を発電し駆動させるトラックで、すでに導入しているEVトラックよりも長い距離を走行可能です。
福岡物流センターに導入し、近隣の食品卸様への納品業務を中心に使用しております。
走行時のCO2排出量がゼロであり、年間で約3.58t-CO2の削減が出来る見込みです。
【エコドライブの推進】
全ての事業用車両に「デジタルタコグラフ」と「ドライブレコーダー」を搭載しており、全社でエコドライブやアイドリングストップのポスター等を作成・掲示をし、活動の啓発を推進(省エネ運転を行い、急発進・急ブレーキ・急加速をしない)を通じて、燃費の向上と排出ガスの削減に取り組んでいます。
2023年度は、常温本部北関東支店が「2023年度エコドライブ活動コンクール」において、優秀認定証(1拠点)・優良賞(3拠点)を受賞しました。
【フードロスの削減】
当社の商品破損によって発生する廃棄物の削減を目的として、全社的な品質改善活動に取り組んでいます。
安全作業ができるように、職場の環境整備も行いながら倉庫や配送での商品破損を減らすことで、物流企業としてのフードロスの削減を目指しています。
【太陽光発電システムの設置】
当社では環境負荷低減の取り組みとして、三郷物流センター、鳴尾浜物流センター、仙台低温物流センターに太陽光発電システムを設置しています。今後も太陽光発電システムの設置を積極的に進めていきます。
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三郷物流センター
三郷物流センターの空撮映像はこちらをご覧ください。 -
鳴尾浜物流センター
鳴尾浜物流センターの空撮映像はこちらをご覧ください。 -
仙台低温物流センター
仙台低温物流センターの空撮映像はこちらをご覧ください。
【廃棄物の削減と資源化率の向上】
3R(Reduce,Reuse,Recycle)の推進と廃棄物の分別を徹底することで、事業活動において発生する廃棄物の削減と再資源化に取り組んでいます。倉庫の荷役作業で発生するストレッチフィルムなどの包装廃棄物については、99%以上の再資源化を実現しています。


【物流センターに省エネ型照明設備の導入】
当社の物流センターでは、倉庫および事務所の照明を水銀灯や蛍光灯から、LED照明に切り替えを進めています。自社倉庫については、2024年3月までに対応可能な照明の切り替えを完了しました。また2024年3月には人感センサー付きLEDの導入を開始しました。


【冷凍冷蔵機器の脱フロン・脱炭素化推進への取り組み】
当社が保有する低温系物流センターの主要な冷凍冷蔵設備の代替および新規導入を行う際、その機器類の100%を「自然冷媒機器」とします。この取り組みにより、環境負荷係数が大きい「フロンガス」の自然冷媒化を実現し、脱フロン・脱炭素化への取り組みを推進します。
2023年度の関宿低温物流センター冷凍倉庫を「フロンガス」から「自然冷媒」への工事を実施、併せて、廃熱設備の仕組みを「水冷式」から「空冷式」へ変更することで給水量削減にも取組んでいます。廃熱設備の空冷式への変更により、水道使用量が前年比較で平均▲1,158㎥(▲66%)の削減効果があります。


関宿低温物流センター